どうも^^
手島です。
TwitterなどのSNSやブログを徘徊していると自動売買ソフトの過激な売り込みが多いですね(苦笑)
「おおっこれは儲かるんじゃないか?」
「聖杯を見つけたかも。。。。」
「俺はこれにすべてを賭ける!」
とか、思ってしまう人が未だに多いんですよね。
まあ、確かにね。
自動で売買をやってくれるという時点で裁量でやるよりもはるかに楽なイメージが強いです。
ただね、裁量トレードを覚えてしまうと自動売買のほうが難しく感じるようにも思います。
そこで、昔EAを使ってバク損、その反省から裁量トレーダーへと転向した僕の視点から自動売買は儲かるのか?
それとも、儲からないのか?
今日はこれについていろいろと思うことを書いてみました。それでは行きましょう!
もくじ
FXの自動売買システムの種類と特徴についてザックリ解説

自動売買で儲かるためにはしっかりとしたEAなりシステムなりを導入していく必要があります。
そこで、まずはFX自動売買の種類と特徴につていざっくりとまとめてみました。
1.ナンピン・マーチン系
ある地点に来たらエントリーするのですが、そこからさらに逆に行かれてしまい損失を補填するためにロットを上げてまたポジションを取る。
このタイプは保有したポジションがすべて利確すれば大きく儲かりますが、
逆行され続けトレンド転換されたのにポジるのを辞めなければ大負けする。
僕もこれまでナンピン・マーチン系のEAをたくさん見てきましたがどこかで大きなドローダウンを食らい強制ロスカされています。
2.高勝率系
ナンピン・マーチン系も含まれると思いますが、ストップロスが広く、テイクプロフィットが浅いことで高勝率になる傾向にあります。
なぜなら、損切が深いので高確率で建値に戻るからです。
ただ、ストップロスに刺さったときに大きなドローダウンを食らうので結局これも最終的には儲かりにくい。
2年ぐらい前に話題になった頭文字Cの65万もするEAを使ってたことがありましたが、地合いが合えば儲かりましたがそれが少しずれるだけでバク損しました。
なんとか僕は勝ち逃げしてそれ以上は回さなかったので利益は出ましたが、おととしの年末以降は全然ダメダメですね。
3.含み損系
両建てで入ってストップロスもまあまあ広い。しかし、テイクプロフィットも広い。なのでリスクリワードはそこまで悪くはない。
ロットも抑えるのでストップが深くてもそう簡単には終わらない。テイクプロフィットも広いのでロットが小さくても結構儲かる。
含み損を抱えても利食いするまでは持ち続けたり、含み益と含み益をうまく調整しながら利益を捕っていく両建てタイプだったりいろいろあります。
これはEAの中では結構マシなほうなのかなと思いましたが、資金管理が徹底されているタイプならまだ良いと思うのですが、
ガンガンポジションを入れてくるようなタイプだとフラッシュクラッシュとかコロナショックなどの乱高下で強制ロスカットになります。
4.王道系のEA
僕はね、EAを使うならこーいうタイプのEAを推奨しています。これまで紹介した3タイプのEAと比べると地味ではありますがコツコツ損切り、コツコツ利食いをします。
で、月利も出るときがあればマイナスの月もある。年間通して利益が出るような堅いタイプのEAです。
それこそ、長期的な目線でやっていくのであれば面白みはないのかもしれませんが、月利10%以下でコツコツやるのが大事かなと。
逆にいえば、こーいうEAは上の3つとは違って資金が飛ぶというのがなかなかないタイプです。
5.トラリピ
MT4ならリミットオーダーを手動でも自動でも入れればいいと思います。
ドル円が〇〇pips下がったら買いが入る。ユロドルが〇〇pips上がったら売りを入れる。
ストップロスは基本入れないである程度利益が出たら利確する。
含み損状態でもドル円が買いならスワップポイントがプラスになるし、ユロドルが売りならスワップポイントはプラスになる。
このシンプルなロジックは初心者向けだし、自動売買ツールとかEAにしても面白いんじゃないかと思いますね。
まとめ
僕がEAのタイプでおすすめするなら、4.5のタイプです。それ以外のEAは一時的な爆益にはなるかもしれませんが、長期的な利益を考えると難しいのです。
たまたまその月は月利30%とか出したのかもしれませんが、翌月は本当にプラスになるのか?数年回してみれば答えは出ると思います。
だから、そもそもEAを回して利益を出そうと思うならロットは下がるし、回転率は落ちるもの。それが嫌なら裁量を磨くべきです。
自動売買ソフトとかEAってどうやって選んでますか?

当たり前ですが、SNSとかYOUTUBEで無料EAを紹介されたからXMのIB紐づけってのは危ないですからね。
しっかりと見なければいけないものがあります。
1.ロジックの優位性
2.直近1年以上のフォワードテストの結果
3.平均プロフィット
4.平均ドローダウン
5.最大プロフィット
6.最大ドローダウン
最低この6つは確認してください。
獏損するEAはどこかでものすごいドローダウンになっているわけですからすぐわかるんです。
それを見せることができないのはかなり怪しいEAなんじゃないかなと思いますよね。
ちなみに、Myfxbookの結果を見せれば一発でわかるんですがそれを見せないEAは基本的に怪しい。
自動売買だろうが裁量だろうが行き着くところは資金管理!一攫千金ではなく長期的な利益を捕ろう!

結局、トレードにおいて重要なところってここなんですわ。
ストップロスの広さに合わせてロットを調整するポジションサイジングだとか、1トレのリスクを〇%にするとかここが重要なんですよね。
ですので、資金管理がうまくできているタイプのEAでないと最終的に利益を出し続けることは難しいのです。
1.ストップロス・テイクプロフィット・ロットが毎回違う
これは結構大事なことなのですが、多くのEAはストップロスは〇〇pipsでテイクプロフィットは〇〇pipsと固定なものです。
しかし、これだとリスク管理が甘いです。単純に〇〇pips逆行されたから損切りだと損切り貧乏になる可能性もあるし、
許容場所をとっくに超えている可能性もあるのでそれを基準に損切り場所を決めるのではなくMAや水平線を基準に損切り場所を決めてるEAのほうが良いでしょうね。
2.資金管理が徹底できる
自動売買でロットを張りにくいのも結局のところストップが鬼のように広かったり、短期トレードではあるも長時間持つことを前提として作られているからです。
短期デイトレの裁量トレードが思いっきりロットを張る、回転率が極めて良いのも保有時間が短く、まずいんじゃないかと思ったら速攻で損切りできるからなのです。
そして、また入りなおす等の作業をやるから結果的に回転率も良くなるのです。けど、EAにこれはまねできず長く持つことも前提としているならやはりロットは抑えないとまずい。
この辺がわかって、しっかりと対応できるようなEAを選ばないと長期的な利益を出すのは難しいでしょうね。
3.パラメーター調整かポートフォリオを組む
毎日パラメータをいじくりまわすようなEAで利益を出すというのも可能ではありますが裁量のほうが楽に思えました。
ボラは常に変わるのでパラメーターをいじらないと対応できなかったりするわけです。
もう一つの選択肢は、ポートフォリオを組んであらゆる相場にも対応できるようにしておく。
これをやらないとEAで利益を出し続けるのは難しいです。
相場は時間や通貨ペアによって値動きが異なるのでいろいろなロジックで対応するのは大事なことだと思います。
毎回毎回同じ技が通用するものでもないのでね。
終わりに

今日はFXの自動売買についてお話させていただきました。
やはり思うのが、ネット上には粗悪なEAが多く流通している印象です。
「自動売買で月利30%確実にもうかります」
「AIが搭載された自動売買です!」
とかね。
こーいう類のEAでまともなものは見たことはありませんし、どこかで資金が吹き飛ぶものばかりです。
けど自動売買にハマる人ってのは大体また自動売買をやるんです。
資金がなくなったら次のEA、また負けたら次と聖杯を探し続けるのが特徴的ですがそんなのないですからね。
ですので、回転率をあげて大きく儲かりたいなら裁量トレード。
回転率は低くて月利も低いけど放置プレイがいいなら自動売買という感じですね。
エントリーしてもいいところ、だめなところ、ロットを張る場所、抑える場所などを見分けられるので腕を磨けば月利も大きくなる。
どっちがいいか?だと思いますが、小額から成り上がるなら裁量しかないでしょう。
ではでは、手島でした^^
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